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2015-04-21 06.22.03
毎朝、朝練に向かう時に通るこの坂道。
長さ150メートルくらいの、細くて急な坂道です。

ほんの一月ほど前まで、息子は上まで登りきることができず、途中で自転車を降りてました。
毎朝聞いた「ああ、ダメだ。」の声。

途中で登るのを諦め、自転車を押す息子の姿を見ながら、
「終わりを決めてるのは自分だ、最後まで漕げ」とボクは声を掛け続けました。

「無理!絶対無理!」
「出来るから、出来るから」
「ああ、・・・もうダメだ。」

ゼイゼイと大袈裟に肩で息をしながら自転車を降りる息子。恨めしそうにこちらを見ます。
息子は、なぜ父が坂道を最後まで登りきることに拘るのか分かりませんでした。

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ボクの息子はADHD(注意欠陥・多動性障害)です。
小さいころから不器用で、人と同じペースで何かをすることができません。
学校でも、家庭でも落ち着きの無さを注意され、人と比べて上手くいかないことも多くて、すっかり自分に自信を無くしてしまいました。

「ボクなんかいなくてもいい。」
自尊心を持てなくなってしまった息子に小さくてもいいから成功体験を積ませたい。
努力すること、出来るようになること、そんな体験を積ませたい。
だから、簡単に諦めずに自転車で最後まで坂道を登りきる。
ボクが拘る理由です。

でも、時々ふと思うのです。
このやり方は彼にとってよいことなのだろうか?
努力の無理強いをしているだけじゃないだろうか?

全ての親が子育て初心者です。
上手くても、下手でも、正解が分からなくても、子育ては続きます。
自分のやり方でやり続けるしかありません。

ほんの一ヶ月前まで、息子が登りきれなかった坂道。
今では自転車でグイグイ登って行きます。立ち漕ぎのまま、休まずグイグイと登ります。

頂上まで一気に登り、得意げな顔でちらっとこちらを見ます。
父と息子です。男同士ですから、過剰な称賛はそこにはありません。
登ったことを確認するとそのまま二人で朝練のグラウンドに向かいます。

「限界まで野球をやったらどうなるかな?」
ティバッティングの最中、ふと息子が聞いてきました。

どうして息子がそんなことを聞いてきたのか分かりませんが、その言葉を聞いて何故か嬉しく思いました。
「もし限界までやれたとしたら、その人は幸せだろうね。」
少し時間を置いてから、そう答えました。

本日の朝練メニュー

  • キャッチボール
  • 内野ノック 通常
  • 内野ノック ダッシュしながら
  • ティバッティング


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