卒業記念セレモニー 「最後のノック」
先日のこと。
卒団式前にグラウンドで卒業記念セレモニー「最後のノック」を行いました。
今年の卒業生は、大人も子供も本当に一生懸命に野球に取り組んだ代でした。週末だけでなく、平日も練習し、高い目標を持って自ら取り組む子供たちでした。
神奈川県の少年野球の最高峰が集まるベイスターズJr.の選考会では、最終選考まで二人が残り、一人は残念ながら落選しましたが、一人は合格。そんなレベルの高い選手も育ってくれました。
前評判は良くても、本番にコロっと負けることもあって、なかなか結果が出ない時期もありました。それでもシーズンも後半になった頃、200チーム以上が参加する横浜で一番大きな大会のYBBLで、ベスト4まで勝ちあがりました。その他、ほとんどの大会でも上位の成績を残すなど、多くの結果を出してくれました。
そんな頑張った子供たちの「最後のノック」。大人も子供も涙、涙。感動的なセレモニーとなりました。
ノッカーはボクじゃなくて、卒業生の親でもありコーチでもある方。
この代は、このコーチが下級生の頃からずっとずっと一緒に指導して育ててきました。
練習の時は他の子ども以上に、息子に対して辛くあたってきた父親に対し、
「俺にばっかり、変な打球を打ちやがってふざけるな!」と最後に叫んだ息子。
それに対し、「今まで付き合わせちゃってごめんな。これからは自分の意思で野球をやって欲しい。」と答えた父親。
父から巣立つ息子と、それを見送る父親。
自分と息子の関係がオーバーラップしてしまい、ボクはどうしても涙を我慢することができませんでした。
最後に挨拶をしたキャプテンの言葉もぐっときました。
「でも、今、ここに立って少し悔いがあります。YBで1位を取る姿を見せられなかったからです。」
いつの間にそんなセリフを言えるようになったんだ?と思う位、急に成長した彼の姿をみてとても頼もしく思えました。
息子の少年野球生活も残り1年。
大事な試合が終わる秋まではあっという間だと聞きます。
目標に向かって一生懸命走り続けた今年の卒業生達のように、息子達も頑張ってくれることを望んでます。(ムリっぽいな・・・笑)