もうすぐ息子の誕生日
早いものでそろそろ息子の11歳の誕生日。
もう11年も前になりましたが、息子が生まれた日のことはよく覚えてます。
当時、転職活動中で割と家にいることが多かったボクは、その日も昼間は家にいて夕方から前の会社の先輩と飲みに行く約束をしてました。そろそろ出かけようと思った矢先、嫁さんが「そろそろ出るよ」と一言。
さすがにこれでは出かけられないと飲みに行く約束はキャンセル。出産に備えて家にいることにしました。
しばらくすると陣痛が始まり、うんうんと苦しそうな嫁さんの腰をさすりました。あんな苦しそうだから少しくらい腰をさすってもあまり変わりは無さそうですが、とにかく腰をさすれということなのでそうしました。
病院に行くのは、陣痛の間隔が(何分だったか忘れたけど)短くなってからということで、散々粘ってから病院に行きましたが、割と粘り過ぎだったらしく後でお医者さんから「もっと早く連れてきて」と怒られました。てか、タイミング分からないでしょ。初めてだし。
病院に行くタイミングが遅かったこともあり、到着してすぐに分娩室へ。マスクを渡されたり、帽子を被せられたり、その場の流れでボクも出産に立ち会うことになりました。
細い嫁さんの腕のどこからこんな力が出るのだろうというくらい痛みに耐えてベッドのパイプを握ってました。息子はへその緒が足に絡まっていたらしくなかなか出てきません。「もうすぐだよ」という割には時間がかかってます。分娩室には、胎児の心音がスピーカーで聞こえるようになってます。「ドンドンドンドン」という規則正しい音が、狭いところを通っているからでしょうか、時々、「ドン・・ドン・・ドン」と弱くなります。それが気になって仕方無かったのを覚えてます。
何度かすったもんだを繰り返しても息子はまだ嫁さんの腹の中でした。その時、太った看護婦さんがおもむろに嫁さんの上にまたがり、嫁さんのお腹を中腰でぐいぐい押し始めました。「おおっ、最終手段はかなりの荒業だな。」と思っていたら、ようやく息子が生まれてきました。
生まれたばかりの息子は頼り無くて、ぐにゃぐにゃで。恐る恐る抱っこしました。それまで病院中に響き渡る大きな声で泣いていた息子が、途端に泣き止んで、まだおぼつかない視線でボクの事を見たのを覚えてます。
あれから11年。
すっかりアホに育ちました。
久保田スラッガートレーニング用グラブ
ということで、もうすぐ誕生日を迎える息子ですが、今年は珍しく誕生日のプレゼントにリクエストがありました。普段あまり欲しいものをハッキリと言わない息子ですが、今回は、誕生日にチームメイトが使っている久保田スラッガーのトレーニング用グラブが欲しいというのです。
チームメイトの父から情報収集し、チームメイトが使っているのは大人用だからトレーニング用にしては大きいらしいとか、低学年用のグラブをトレーニング用として使った方がいいんじゃないかとか、色々とアドバイスをしてみましたが、やっぱりチームメイトが使っているやつが欲しいということでした。
ということでポチったのがこのグラブ。紐をブラックに変えたり、ラベルを旧ラベルに変えたり、息子に黙って勝手にプチカスタマイズしておきました(笑)いやしかしカッチョいいです。
トレーニング用グラブは大人用しかないのでこれでも大人用です。大きさは小さく、今、息子が使っている久保田スラッガーのJ4 よりも一回り小さいですが、大人の手も入ります。グラブの芯(スラッガーの丸いマーク)あたりでボールを捕球するクセを付けるにはいいと思います。
朝練のキャッチボールとか、コロコロなんかで使おうと思ってます。